著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

マスク着用義務化 シートベルト論争からヒント得られる?

公開日: 更新日:

 シートベルトの義務化に行き着くまでには、多くの関係者らによる粘り強い普及活動と、議会や政治家へのロビー活動が行われました。そしてシートベルトが交通事故での致死率を下げるという事実を理解してもらうよう努めたことで、最終的には安全と個人の自由がバランスよく受け入れられ、各州で法が制定されました。その経験から、マスク義務化へのヒントも得られるのではないかともいわれているのです。ただし、ニューハンプシャー州だけは大人のシートベルト着用は義務化されていませんが……。

 現在、マスクはアメリカ50州のうち37州で義務化されています。バイデン新政権は、発足したらできるだけ早い時期に国を挙げての義務化を模索したいと考えています。すぐにマスクなしの生活には戻れないだろうという認識が少しずつ広がる中、マスクがシートベルトと同様に全米で義務化される日もそう遠くないかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー