マスク着用義務化 シートベルト論争からヒント得られる?
シートベルトの義務化に行き着くまでには、多くの関係者らによる粘り強い普及活動と、議会や政治家へのロビー活動が行われました。そしてシートベルトが交通事故での致死率を下げるという事実を理解してもらうよう努めたことで、最終的には安全と個人の自由がバランスよく受け入れられ、各州で法が制定されました。その経験から、マスク義務化へのヒントも得られるのではないかともいわれているのです。ただし、ニューハンプシャー州だけは大人のシートベルト着用は義務化されていませんが……。
現在、マスクはアメリカ50州のうち37州で義務化されています。バイデン新政権は、発足したらできるだけ早い時期に国を挙げての義務化を模索したいと考えています。すぐにマスクなしの生活には戻れないだろうという認識が少しずつ広がる中、マスクがシートベルトと同様に全米で義務化される日もそう遠くないかもしれません。