深刻化するコロナ禍で米国が恐れるホリデー感謝祭と4連休
アメリカのコロナ死者の累計は11月18日時点で25万人を超えました。1日の感染者数も16万人を超え、ニューヨーク市内では公立校が再びシャットダウンするなどさらに深刻度を増す中、人の集まりが多くなる年末を前に警戒の声が高まっています。その最初の関門となるのが今月26日(木)の感謝祭とそれに続く4連休です。
感謝祭は親戚一同が集まってターキーなどの食事を楽しみながら、一年の豊穣に感謝する休日です。この日を目指して陸と空の移動が激増し、友人知人を含め大人数で食事を囲む人たちも。コロナのスーパー感染源になることが懸念され、アメリカ疾病対策センター(CDC)や医療関係者らが注意を呼びかけています。
CDCのガイドラインでは、集まりはなるべく規模を小さく。できるなら普段一緒に生活している家族のみにするよう、推奨しています。旅行も避けた方がいいが必要なら最もリスクが低い自家用車での移動を最適としています。
また医療関係者らは、集まりの前にはマスク着用やソーシャルディスタンスなどのルールに関し意思統一しておくこと。また接触の時間を短くすること、具体的には1時間全員で過ごしたら、食事はそれぞれの家族で別々の場所で取ることなどを勧めています。さらに事前の検査や、事後の自宅待機などを勧める関係者もいます。