眠気&やる気対策に階段の昇降運動 その効果はコーヒー以上
新型コロナウイルスの猛威が止まりません。都市部では、再び感染防止のため酒類を提供する飲食店やカラオケ店などへの時短営業を要請。さらには不要不急の外出自粛を呼び掛けるなど、同じことを定期的に繰り返す出口の見えない状況に、ストレスがたまる方も多いのではないでしょうか。
外出を自粛するとなると、職場や自宅にいる時間も増えます。ただでさえストレスが募る状況下ですから、できれば職場や自宅では気持ちを上げていきたいもの。屋内にいながらにして、簡単にストレス解消&モチベーションを向上させることができたら……。そんな相談に応える科学的エビデンスに基づく解消法をご紹介しましょう。
アメリカのジョージア大学のランドルフとオコナーの研究によると、コーヒーを飲むよりも、「身近な場所で10分間、階段の昇降運動をしたほうが眠気覚ましに効果があり、モチベーションが上がる」ことが明らかになっています。
被験者は、カフェインを普段から摂取する傾向があり、毎晩の平均睡眠時間が6・5時間程度という女子大生18人。一般的なオフィスでの勤務を想定し、立ち上がって運動をする頻度がほとんどないデスク作業という環境下で実験は行われました。