著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

眠気&やる気対策に階段の昇降運動 その効果はコーヒー以上

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの猛威が止まりません。都市部では、再び感染防止のため酒類を提供する飲食店やカラオケ店などへの時短営業を要請。さらには不要不急の外出自粛を呼び掛けるなど、同じことを定期的に繰り返す出口の見えない状況に、ストレスがたまる方も多いのではないでしょうか。

 外出を自粛するとなると、職場や自宅にいる時間も増えます。ただでさえストレスが募る状況下ですから、できれば職場や自宅では気持ちを上げていきたいもの。屋内にいながらにして、簡単にストレス解消&モチベーションを向上させることができたら……。そんな相談に応える科学的エビデンスに基づく解消法をご紹介しましょう。

 アメリカのジョージア大学のランドルフとオコナーの研究によると、コーヒーを飲むよりも、「身近な場所で10分間、階段の昇降運動をしたほうが眠気覚ましに効果があり、モチベーションが上がる」ことが明らかになっています。

 被験者は、カフェインを普段から摂取する傾向があり、毎晩の平均睡眠時間が6・5時間程度という女子大生18人。一般的なオフィスでの勤務を想定し、立ち上がって運動をする頻度がほとんどないデスク作業という環境下で実験は行われました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇