著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

だれでも簡単「イライラ」を速やかに消し去る2つの方法

公開日: 更新日:

 たとえば、悪態をついている人や必要以上に怒っている人を見たときに、「この人って友達が少ないんだろうな」とか、「オオカミにでも育てられたのかな? かわいそうに」などと1枚フィルターをかますと、怒りが収まってきます。

 もし、あなたが列に並んでイライラするなら、「新人が慣れない作業を一生懸命やっているんだろう」という具合に、自分の感情への被害を抑えるように「捉え直し」をすると、無駄なイライラを抑えられます。すれ違いざまにぶつかられても、その人が実は目が不自由だとわかったら許せる気持ちになりませんか? 同じ事実なのに、自分がどう解釈するかだけで気持ちは変わるのです。

 もうひとつアドバイスしましょう。ヒトが持つ認知と感情の機能は、脳の限られたリソースを使っています。心的状態に対する解釈を変化させるということは、脳が「怒り」という指令を出している状況から、別の感情を出すように指令すればいいのです。怒りを感じたときは素数を数えればいい――なんていわれますが、ロジックとしては同じです。

 脳の中で怒りのスイッチが入っているときは、いわばキッチンのライトがついているような状態。であれば、違う部屋のスイッチをつけてあげればいい。計算によって脳は怒りとは違う部位の機能を使うようになり、脳とは違う部屋のスイッチが入り、自動的に怒りが静まっていく……。怒りに向けられた脳のリソースは減少していくわけです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  2. 2

    赤沢経産相“ナフサ不安”の呆れた責任逃れ シンナー不足「目詰まり」「解消済み」に塗装業界は不信感

  3. 3

    山本由伸の敵は身内ドジャースのヘッポコ捕手陣 自動投球判定システム「セルフチャレンジ」のススメ

  4. 4

    京都小6男児遺棄事件は急転直下! 父親逮捕で残る数々の「謎」…犯行動機は? 隠蔽工作も稚拙

  5. 5

    松本人志の地上波本格復帰を誘発? 消息不明だった板東英二が高須克弥氏のインスタに登場の意味深

  1. 6

    NHKドラマ10「魯山人のかまど」は早くも名作の予感! 藤竜也は御年84歳、枯れてなお色香漂う名演技

  2. 7

    楽天は“格安”、12球団監督の年俸はこうして決まる…出来高、日米待遇格差まで丸っと解説

  3. 8

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  4. 9

    「考える野球」に混乱と苛立ちが続く中、涙が出そうになった野村監督の声かけ

  5. 10

    田中将大 好調のウラに“病気”の克服…昨季との「決定的な違い」を元巨人投手コーチが解説