ペンだこが痛い…治療したほうがいいのか セルフケアの方法は?
ペンを握る時間が長く、指にペンが強く押し付けられると、親指や中指の第1関節に「ペンだこ」ができます。
指の同じ場所に一定期間、摩擦が生じることで、ペンから皮膚に衝撃を受けますが、それによって指が痛くならないよう、皮膚を硬くして骨を守ろうとする防御反応のひとつです。
たこができて硬くなった皮膚は「角質」と呼ばれます。通常は、セルフケアで処置できますが、ペンを握っただけで指が痛みを感じたり、イボができてしまった場合、皮膚科で治療が必要になります。
セルフケアであれば、最初にペンだこと周囲の皮膚をぬるま湯につけて角質をふやかします。皮膚が軟らかくなったら、軽石や爪やすり、ハンドタオルで角質をこすり落とします。セルフケアで爪切りやカッターナイフなどを使うと、皮膚を傷つける場合があるので、お勧めしません。角質を落とした後は、ハンドクリームを塗ってしっかり保湿しましょう。
また、削るのではなく、患部に市販薬のサリチル酸含有テープ(スピール膏)を貼って、角質を軟らかくして様子を見る方法もあります。ただし、糖尿病や血行不良の方は、使用前に医師に相談してください。