どんな性格の人でも他人の幸せを願うと自分が幸せになれる
久々に会った友人から自慢話をされたり、飲み屋で横にいる人からマウンティングされたりすると、イヤな気持ちになってしまう人は多いと思います。
話題になった本のタイトル、「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」ではないですが、自分がイヤになるようなことを考えたところで、自慢話をしたその人は何も考えていません。何食わぬ顔をしてご飯を食べているわけですから、こちらが深く考えるのはやめた方が賢明でしょう。
むしろ、ひがみや恨みを募らせるよりも、自分のことを好意的に思っている人に対して幸せを願う気持ちを持つ方が大事です。米アイオワ州立大学のジェンタイルらの研究(2019年)に、「他人の幸せを願うと自分も幸せになれる」というものがあります。496人の大学生を対象に、彼らに12分間にわたって大学構内を歩いてもらい、その際にすれ違う人に対して、心の中で“あること”を考えてくださいと伝えました。そのあることの内容を、次の4つのグループに分けました。