10歳未満のワクチン接種をどう考えるべきか? 公表データから考察する

公開日: 更新日:

 ちなみに直近の5歳から11歳のワクチン接種で予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告は54件。うち重篤例は14件、推定接種回数133万8473回と報告されている。

「感染者数が増えていることで、この年代のお子さんを持つ親御さんの間でワクチンを打つべきか、否かが話題になります。ワクチンを打てば感染リスクは抑えられるとはいえ、ワクチンだけで集団免疫を得るにはその集団の8割以上が打つ必要があります。その意味では現時点で10歳未満の年代のお子さんが他人を感染させないためにワクチンを打つ必要はないように個人的には思います。もちろん、ワクチンには重症化や亡くなるリスクを抑える効果があるので、そのような目的で打つことを否定はしませんが、この年代の致死率とワクチンの副反応を考慮したうえで、打つか打たないかは各自の状況、判断によると思います」

 今後使用される予定の新しい2価ワクチンについては、データの適切な集積と公開が求められる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変