「肥満症」は病院で治す 画期的な治療薬が薬事承認申請中

公開日: 更新日:

 肥満症は、BMI25以上の肥満症と、BMI35以上の高度肥満症に分類され治療指針が異なる。

 これまで肥満症の治療は、食事療法、運動療法、認知行動療法が主体。食欲を抑える薬もあったが、効果は不十分だった。

「しかし現在、非常に有効な肥満症治療薬が厚労省へ薬事承認申請中です。それ以外の肥満症治療薬も臨床試験が進んでおり、今後次々と肥満症治療薬が出てくる可能性があります」(小川教授)

 食事療法や運動療法は肥満症治療に不可欠だが、それでは不十分の場合の治療法もあるのだ。

 薬物療法は肥満症、高度肥満症で保険適用され、高度肥満症では外科療法という手もある。

■外科療法とは?

「日本で保険適用のある術式としては、腹腔鏡で胃の下側を切り取る腹腔鏡下胃スリーブ切除術があります。単に胃を小さくして食べられなくする手術ではなく、ホルモン動態が変化して食欲や代謝に好影響を与えます」(小川教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞