シーズン真っ只中…肌トラブルを引き起こす「花粉皮膚炎」に注意

公開日: 更新日:

 ただ、花粉症の罹患歴が長く症状が強い場合には、予防的な治療を行っても完全に湿疹を予防するのが難しいという。日常生活で花粉に触れる頻度を減らす対策が大切だ。

「花粉を家の中に持ち込まないよう、花粉が多い日は部屋の換気を避け、花粉飛散情報を参考に空気を入れ替えるタイミングを決めてください。外出から帰宅したら上着は屋外か玄関ではたき、可能であれば玄関にハンガーラックを設置してそこに掛け、部屋に持ち込まないようにするか、開閉する頻度が少ない特定のスペースに収納するなど、花粉と接触する機会を減らしましょう」

 洗濯物の外干しにも注意したい。花粉は濡れた衣類に付着しやすく、それを身に着けると本来、花粉皮膚炎が起こる顔や首だけでなく腹部や太ももに湿疹ができてかゆみが生じやすい。室内干しを徹底し、皮膚に付着しないように心掛けたい。

 また、先述した通り皮膚のバリア機能が低下すると皮膚内部に花粉が侵入しやすい。普段スキンケアをしない人も、花粉の時期は化粧水やクリームを塗り保湿ケアを行うといい。

 気を付けたいのが、花粉皮膚炎と似た症状が現れる重大な疾患があることだ。自己判断で対処していると命を落とす危険性もあるという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし