上田令子都議「私には『小池劇場』の幕を降ろす責任がある」
匿名告発を受け、22年12月の都議会本会議でカイロ大声明について「知事は、エジプト政府、カイロ大関係者等に作成依頼はされていませんよね。また、公表前に目にしたこともないですよね」と質問をぶつけた。
■4年前よりも応援が増えた
「知事にしか答えられない質問なのに、知事は答弁を拒否。政策企画局長が代わりに答弁しましたが、答えになっていませんでした。根も葉もない話なら、知事自ら『知りません』『見てません』などと答えればいいのに、それすらしなかった。恐らく、どこまで私が知っているか、疑心暗鬼になっていたのでしょう。答えようとしない、答えられない姿勢がすなわち、『答え』なのだと思います」
開会間近の都議会定例会でも追及の手は緩めない。
「知事は学歴詐称疑惑について『何度も説明してきた』と言っていますが、卒業証書類の現物をガラスケースに入れて記者会見で見せただけ。都議会には出していません。私たちにも触れられる形で公表して欲しい。卒業証明書は取り寄せられるはずなので、最新のものを出していただく。そして、どのような卒業要件を満たしたのか、卒業の実態についても証明していただく。カイロ大卒ならアラビア語を駆使できるはずなので、ぜひアラビア語でも答弁していただきたいですね」