イヌの風邪「ケンネルコフ」は感染が広がりやすい…購入直後と受診時が要注意!

公開日: 更新日:

 前回のネコ風邪に続いて、今週はワンちゃんの風邪について紹介しましょう。これはケンネルコフ(犬の呼吸器症候群)と呼ばれ、ヒトの風邪の症状とよく似ています。発熱と痰が絡んだ湿性の咳、倦怠感などで、咳がひどくなって上気道の炎症が強くなると、のみ込むときの痛みから食欲不振になることも少なくありません。

 原因となる細菌やウイルスは空気感染や飛沫感染で広がるため、ワンちゃんが多く集まるところに感染したワンちゃんが1頭いるだけで、4~5日の潜伏期間を経て広がりやすい。

 ペットショップやブリーダーの飼育施設、ドッグランなどの広場は要注意で、これが疑われるワンちゃんが受診するときは私たちも周りの飼い主さんのワンちゃんに感染させないようにとても用心します。

 ですから、問題なのはペットショップなどから迎え入れたときや動物病院を受診するときです。その対応について掘り下げます。

 まずペットショップなどから自宅に連れてきて1週間以内なら販売元に連絡して一度引き取ってもらい、咳などが治ってから戻してもらうようにお願いするのが無難。販売側と購入側のどちらに非があるかではなく、ワンちゃんが自宅に迎え入れたときに健康であることが大前提です。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が