立憲民主党「新体制」に入り交じる期待と不満…危うい小川淳也に「なぜ君は幹事長なのか」

公開日: 更新日:

「この人事がプラスになるように頑張らないと」──。立憲民主党の新執行部に、ある所属議員は複雑な心境をのぞかせた。野田佳彦元首相を新代表に選出した立憲が24日、両院議員総会で執行部人事を決定。来たる総選挙に備えて一致団結、新たな船出と行きたいところだが、そう単純でもないようで……。

 3人の代表代行は新たに長妻昭前政調会長を起用し、辻元清美参院議員は留任。大串博志衆院議員が選対委員長を続投のうえで代表代行を兼務する。幹事長に小川淳也元政調会長、政調会長には重徳和彦衆院議員を抜擢した。

 従来のメンバーを残しつつ、中堅を要職に据えることで「刷新感」を打ち出す狙いだが、早くも聞こえてくるのは不協和音。「露骨な論功行賞じゃないか」との声が漏れている。

「野田代表は『挙党体制で政権を取りに行く』と意気込んでいますが、執行部の顔ぶれは『野田応援団』の面々です。刷新感と言えば聞こえはいいものの、両院議員総会での新執行部の発表に拍手はまばらで、ドッチラケの雰囲気が漂っていました」(立憲関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ラストマイル」興収50億円の大ヒットでも…満島ひかり初の「最優秀主演女優賞」を阻む長澤まさみの存在

  2. 2

    「SHOGUN 将軍」エミー賞18冠で真田広之が渡辺謙をついに凌駕 「英語力」「謙虚さ」が生んだ逆転劇

  3. 3

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  4. 4

    真田広之「SHOGUN」エミー賞18冠の傍らで柳沢慎吾が大ブレーク!期待膨らむ「ひとり甲子園」の次

  5. 5

    牛丼チェーン「松屋」斬新メニュー開発の舞台裏 ジョージア料理シュクメルリが大ヒット!会員限定記事

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  3. 8

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  4. 9

    清原ジュニアの場合は? プロ志望書の裏に3パターン「確約」「二股」「イチかバチか」

  5. 10

    日本ハム新庄監督はやはり「ただの傾奇者」ではない CSでどう戦うか興味と期待を抱かせる会員限定記事