立憲民主党「新体制」に入り交じる期待と不満…危うい小川淳也に「なぜ君は幹事長なのか」

公開日: 更新日:

「この人事がプラスになるように頑張らないと」──。立憲民主党の新執行部に、ある所属議員は複雑な心境をのぞかせた。野田佳彦元首相を新代表に選出した立憲が24日、両院議員総会で執行部人事を決定。来たる総選挙に備えて一致団結、新たな船出と行きたいところだが、そう単純でもないようで……。

 3人の代表代行は新たに長妻昭前政調会長を起用し、辻元清美参院議員は留任。大串博志衆院議員が選対委員長を続投のうえで代表代行を兼務する。幹事長に小川淳也元政調会長、政調会長には重徳和彦衆院議員を抜擢した。

 従来のメンバーを残しつつ、中堅を要職に据えることで「刷新感」を打ち出す狙いだが、早くも聞こえてくるのは不協和音。「露骨な論功行賞じゃないか」との声が漏れている。

「野田代表は『挙党体制で政権を取りに行く』と意気込んでいますが、執行部の顔ぶれは『野田応援団』の面々です。刷新感と言えば聞こえはいいものの、両院議員総会での新執行部の発表に拍手はまばらで、ドッチラケの雰囲気が漂っていました」(立憲関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  5. 5

    露呈された韓国芸能界の闇…“兵糧攻め”にあうNewJeansはアカウントを「mhdhh」に変更して徹底抗戦

  1. 6

    大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに

  2. 7

    大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  5. 10

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い