グリエルも横取り? ソフトB「青天井の財力」と「底なし強欲」
工藤公康新監督(51)を迎えたソフトバンクが、飽くなき補強に乗り出す。
DeNAや西武を含む複数球団が獲得に乗り出していた松坂大輔(34)は「ほぼ入団が確実な情勢」(パ・リーグの編成担当)だという。松坂は今季、メッツで34試合に登板して3勝3敗1セーブ、防御率3.89。メッツとの契約は今季限りで切れ、先発起用を最優先したい本人の意向から日本球界復帰が有力視されている。
そして、ソフトバンクのさらなる標的が、今季DeNAで打率.305の成績を残したキューバのユリエスキ・グリエル内野手(30)だ。
ソフトバンクは、スタンリッジ、ウルフ、サファテの3投手と主砲の李大浩の外国人4選手と、来季までの2年契約を結んでいる。しかし、今年6月に右ヒジの手術を受けたウルフは、来季開幕が絶望的。後半戦の失速は投壊が原因といわれるも、手薄な内野も補強ポイントらしい。球界関係者が言う。
「8月に二塁の本多が左手を骨折して長期離脱した。三塁の松田もケガが多い選手。遊撃の今宮も伸びていない現状がある。もともと、キューバとのパイプを持っている王会長は、解禁前の昨年の段階で『戦力としてはいいものがある。議論になるのは確か』とキューバ選手に興味津々でした。解禁になった今季は見送ったものの、このオフは獲得に動くのが確実です」