メジャー話の“封印”解いた日ハム大谷 来季起用法に大胆発言
「最初に僕がメジャーに行きたいと思った時は投手として評価してくれた。でも打撃も評価していただけるのならやってみたい」
27日、こう言って堂々と近い将来のメジャーでの二刀流挑戦希望を明かしたのが日本ハムの大谷翔平(20)だ。
この日、都内ホテルで行われた「ジョージア魂賞」の表彰式に出席。「年間大賞」に輝いた後のトークショーの席で、「特別賞」に選出された中日・山本昌(49)に「メジャーに行っても二刀流を続けるのか?」と問われ、即答したのである。
大谷は日本ハムに入団以降、周囲への配慮もあってメジャー話を封印。報道陣に質問されても意図的にかわしてきた。それが一転して、自らメジャーを口にしたのは、球界の大先輩からの「直球質問」だけが理由ではない。今季の栗山監督の起用法に不満があったからだろう。
■栗山監督は来季も「投手優先」
大谷は「二刀流」と言いながらも、今季は栗山監督の方針で「投手優先」を強いられた。その結果、先発した翌日や登板日前日は休養日とされ、打者での出場は限定的に。規定打席にも到達できなかった。投手として2ケタ勝利の11勝(4敗)を挙げたものの、これでは「本格二刀流」を目標にする本人としては納得がいかない。