“カモ”の中日に大敗 今季の巨人はどこからも「貯金」稼げない
「昨年、原監督が報道陣との雑談の中で『そういえば吉見ってどうなのよ? 戻ってくんの? 浅尾の肩は治ってるの?』と中日系列紙の番記者を逆取材したことがあった。落合監督時代、毎年優勝を争っていた中日の先発は吉見とチェンの2本柱。救援陣には絶対的存在の浅尾がいて巨人は苦しめられた。昨年の段階で吉見はヒジ、浅尾は肩を痛めた影響がまだあった。それでも2人の近況はずっと気になっていたんです」(チーム関係者)
昨季、巨人は中日戦で8つ、パとの交流戦でも8つ貯金した。他とはほぼ五分の対戦成績だから、この2つの貯金でリーグ優勝を手繰り寄せたようなもの。しかし交流戦は今季、24試合から18試合に減少する。“カモ”中日に連敗していては、どこからも貯金が稼げないのだ。中日キラーが消滅し、天敵を復活させてしまったこの日の大敗。これはただの1敗ではない。