リベリが推薦 ガンバ宇佐美にバイエルン“出戻り移籍”が浮上
「宇佐美自身は、失敗に終わったドイツ移籍のリベンジを絶対に果たしたい! の一心でトレーニングに励み、復帰1年目は、18試合出場19得点の活躍でG大阪のJ1復帰に大貢献。昨季のJ1でも好パフォーマンスを見せてJ、ナビスコ杯、天皇杯優勝の3冠達成の原動力となった。ドイツでは試合に出られないつらさに耐え、G大阪では期待という重圧を背負いながら結果を出し続け、課題とされたメンタル面のひ弱さも改善された。満を持しての欧州再挑戦なのです」(代理人関係者)
移籍先ともっぱらのバイエルンは現在、チーム編成の過渡期を迎えている。
近年のバイエルンの強さは右のロッベン(オランダ代表)、左のリベリ(元フランス代表)の強力サイドアタッカーの充実ぶりがあるが、32歳のリベリ、31歳のロッベンはもともとケガを繰り返すタイプの上、ここ1年はコンディション不良にも悩まされ、2人は4月途中から戦線離脱したまま、今季を終えてしまった。
「バイエルン上層部はリベリ、ロッベンに代わるサイドアタッカーをずっと探していました。一度は戦力外とした宇佐美に再び声を掛けることになったのは、意外にもリベリの口添えがあったからです。リベリは宇佐美が在籍していた当時から、その能力を高く評価。宇佐美がバイエルンを離れた後も『メンタルさえ強くなればモノになる』と何度もクラブ幹部に話していた。バイエルンは宇佐美についてリサーチし、メンタル的にも何の問題もないと判断して獲得のゴーサインを出したのです」(前出の関係者)
移籍発表は、Jリーグ前期最終節(6月27日)が終了した直後といわれている。宇佐美は欧州のプレシーズン直前という絶好のタイミングで、再挑戦に挑む。