ミラン本田不発 G大阪・宇佐美の台頭で代表も“戦力外”危機
日本代表のG大阪FW宇佐美貴史(22)が、29日の松本山雅戦で決勝ゴールを叩き込んだ。
前半16分、ピッチ中央付近からドリブルで駆け上がり、ペナルティーエリアの手前で右側を並走するFWパトリックにパス。マイナスの折り返しを右足インサイドでゴール右にズドン! これで宇佐美は6戦連発、通算9得点。2ケタ得点に王手をかけ、絶好調を猛烈アピールである。
「ハリルホジッチは、堅守速攻を推し進めるのにスピードと俊敏性のある選手を前線に配置。同じタイプの選手同士のコンビネーションの精度を高めることで、強豪国と互角に渡り合うプランを持っています。攻撃力、決定力を高く評価している宇佐美は、その中の重要な選手のひとりという位置付けなのです」(スポーツ紙サッカー担当)
ハリルホジッチ監督の構想はこうだ。1トップに宇佐美が入り、これまで1トップを務めてきた岡崎慎司(29=独マインツ)が3トップの右にコンバートされる。左にはFW乾貴士(26=独フランクフルト)か英プレミア・チェルシー入り目前のFW武藤嘉紀(22=FC東京)。そしてトップ下には、独ドルトムントでプレーするMF香川真司(26)という陣容だ。