落合GM続投で県岐阜商・高橋純平「中日入り消滅」の怪情報
「これでGMも続投だろうね」
中日OBがこうつぶやいた。
22日、中日新聞社の定時株主総会が行われ、白井文吾会長(87)の続投が決定した。同会長が引き続き中日ドラゴンズのオーナーに就くことで「強力な後ろ盾のいる落合GMが来季も続投することが決まった」というのだ。
「これが大きく影響しそうなのが、スカウト戦略だ。落合GMは昨年ドラフトで大学・社会人ばかり9人を指名。高校生は育成選手のみだった。新人に関しては監督時代から即戦力志向が強い。ただ、中日のお膝元である岐阜には、高校ナンバーワン投手といわれる高橋純平(県岐阜商)がいる。果たして、落合GMが高橋に触手を伸ばすのか、見ものだよ」
高橋は地元の選手であることに加え、中日スカウトによる調査でも「現時点では大学・社会人を含めた全アマ選手と比較しても、1位の最有力候補」に挙げているといわれる。地元のスター候補生だけに、なんとしても指名したいところだろう。
「ただ、落合GMは今年も相変わらず高校生にはほとんど目もくれず、大学・社会人の視察にいそしんでいる。先月も京都の社会人JABA大会に足を運んでいたからね。しかも、落合GMといえば自分の目しか信じない。昨年、スカウトが1位に推した亜大の山崎康(現DeNA)もお眼鏡にかなわず、三菱日立パワーシステムズ横浜の野村を1位にしたくらい。今年も大学・社会人中心の指名で、高橋純平にはあまり興味がなく、回避するんじゃないかという声も聞こえてくる」(別の中日OB)
球団内には「高橋の1位指名があるとしたら、地元志向が強い白井オーナーの鶴の一声しかない」との声もあるとはいえ、当のオーナーは落合GMを信頼している。スカウトたちは大学・社会人選手が揃って伸び悩むことを祈るしかないか。