「4番」復帰後は単打のみ…巨人・阿部から“怖さ”が消えた

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 七回に適時打を放ったことで「阿部が復調? 打点が出たからね」とは原監督だが、他球団はそうは見ていない。

 4番に復帰した12日以降、15打数4安打。前出のコーチが言うように、四球と三振を除く8凡打のうち6つが中堅から逆方向。安打は全て単打である。本人も「強引になり過ぎている部分があったので、反対方向を意識した」と話しているが、それが阿部の「怖さ」を消していると、少なくても相手側はそう見ているのである。

 休日が返上になった10日の練習日。それまで8月の月間打率が.125と深刻な不振にあえいでいたことで、首脳陣がよってたかって阿部の打撃映像をチェックした。原監督に「体の開きを抑えて振ってみよう」と助言され、直後に4番に戻った阿部はその言葉通り、逆方向への軽打に徹している。阿部が4番に座る以上、相手が怖いのは長打。原監督だってそれを望んでいるだろうが、「とりあえず安打でいい」と言いたくなるほど、巨人の貧打は深刻な状態なのである。

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