「4番」復帰後は単打のみ…巨人・阿部から“怖さ”が消えた

公開日: 更新日:

 七回に適時打を放ったことで「阿部が復調? 打点が出たからね」とは原監督だが、他球団はそうは見ていない。

 4番に復帰した12日以降、15打数4安打。前出のコーチが言うように、四球と三振を除く8凡打のうち6つが中堅から逆方向。安打は全て単打である。本人も「強引になり過ぎている部分があったので、反対方向を意識した」と話しているが、それが阿部の「怖さ」を消していると、少なくても相手側はそう見ているのである。

 休日が返上になった10日の練習日。それまで8月の月間打率が.125と深刻な不振にあえいでいたことで、首脳陣がよってたかって阿部の打撃映像をチェックした。原監督に「体の開きを抑えて振ってみよう」と助言され、直後に4番に戻った阿部はその言葉通り、逆方向への軽打に徹している。阿部が4番に座る以上、相手が怖いのは長打。原監督だってそれを望んでいるだろうが、「とりあえず安打でいい」と言いたくなるほど、巨人の貧打は深刻な状態なのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も