思い出は「罰走付きフリー打撃」 ロッテ藤岡の桐生第一時代

公開日: 更新日:

 誰かがエラーするたび、守っている選手はグラブを、打った選手はバットを置いてグラウンドをランニングで一周。再びフリー打撃に戻る。これがベンチ入りメンバー20人全員が打つまで終わらない。1人5分としても20人で100分。たびたび罰走で中断されるのだから、2時間程度では終わらなかったという。

「僕はエラーしたか? まあ、(体は後ろに引いてグラブを前に出すしぐさをし)こうやって、慎重に慎重に守ってましたから大丈夫です(苦笑い)。ウチの野球部は伝統的に堅実な守備が有名。この練習のおかげで鍛えられているといってもいい」

 もうひとつ、藤岡が苦手にしていたのが「声出し」だ。プロ野球選手にしてはおとなしい性格。気合だ根性だというタイプでもない。

「あまり大声を出すのが好きじゃないんですよね(苦笑い)。だから声を出して練習するのがキツくて……。例えば短距離ダッシュの時は走る前に『頑張ろうぜ!』とか『元気ねーぞ!』とか叫んでから走るんです。これがどうも苦手でして……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか