清原容疑者逮捕で遠のくプロ野球「薬物使用者」ゼロの日

公開日: 更新日:

 日刊ゲンダイは2005年、「薬物とプロ野球の真相」と題し、メジャー経験もある元有名選手の実名による手記を連載した。そこでこの元選手は、アンフェタミン系興奮剤の「グリーニー」を「魔法のクスリ」と言い、「気分が高揚し、集中力が高まるだけでなく、発汗作用があるから、時間をかけてウオーミングアップする必要がなく、リリーフ投手にはすぐに肩ができるという効果があった」と述べている。

 さらにグリーニーを飲んでいたある長距離打者は、「打者は集中力が高まり、ボールが大きく見える。ボールへの恐怖心がなくなるので、デッドボールが当たっても痛みをほとんど感じない。だから、思い切って踏み込んでいける」と、元選手に語っていたそうだ。

 そういえば清原も現役時代、厳しい内角球をよけずに死球になると、当てた投手によく怒声を発していたものだ。

 ちなみに、強い中枢興奮作用のあるアンフェタミンは、国内では覚醒剤に指定されている。2013年、元ア・リーグMVPのミゲル・テハダ(当時ロイヤルズ)が使って105試合の出場停止処分を科せられた薬もアンフェタミンだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?