日刊ゲンダイに手記を連載した元選手は、クスリを飲んでいたのは、助っ人外国人やベテランといわれる選手ばかりではなく、素質のある複数の若い選手も手を出していたと証言している。
オフシーズンに高年俸が話題になる選手より、厳しい状況に置かれている選手の方がはるかに多い。
「今のプロ野球に薬物使用者は絶対にいない」と断言できるか。クスリではないものの、昨年は1970年前後に球界を揺るがせた「黒い霧事件」で懲りたはずの野球賭博に関与した選手も出た。
「薬物は心の弱さに忍び込む」といわれる。クスリの力を借りて結果を求める選手は依存症となり、やがて清原と同じ道をたどることになる。