マ軍新監督「青木を休ませるのはもったいない」断言の裏
昨季、リーグ2位の44本塁打を放った主砲クルーズ右翼手(35)が今季はDHでの起用が増える予定。クルーズに代わって右翼にはスミス(33)が入るが、打撃は期待薄。そこで、クルーズがDHで出場する際は青木を右翼に回し、左翼には昨季は控えの外野手として3割5分4厘の高出塁率をマークしたグティエレス(33)が起用されるという。
サーバイス監督はディポトGMとともに青木を高く評価しており、「リードオフマンとして能力が高いノリ(青木)を休ませるのはもったいない」と断言。極力、休養を与えずに出場させるとほのめかしている。
これまで青木は出場機会に恵まれなかった。一昨年はロイヤルズで牽引役を務めたが、試合終盤に守備固めや代打を送られる憂き目に遭った。
昨季は6月までナ・リーグの首位打者争いに名を連ねながら、死球禍で戦列を離れた。契約が自動更新される550打席をクリアできず(392)、球団が持つ選択権を放棄された。
今季の青木は480打席に達すれば、17年の契約が保証される。新指揮官に重用されそうな青木はあっさりとクリアするに違いない。もちろん、故障さえなければの話だが……。