福士加代子「名古屋」強行出場で陸連への強烈“メッセージ”

公開日: 更新日:

 マラソンは、各レースで条件(時季、コース形態、気象、ペースメーカーのレベル等)が異なる。今回、さいたま、大阪、名古屋の各選考レースを時計だけで比較することには無理がある。特に名古屋はアップダウンがほとんどなく、記録が出やすい。福士が大阪で出した時計を数秒上回る選手が複数出たところで、それが福士を落とす理由になるのか。

 陸上ジャーナリストの菅原勲氏は、「福士は名古屋には出るべきではない」と言ってこう続ける。

「福士も永山監督も、『大阪の記録を抜くなら、抜いてみろ』と腹を括って、リオへの準備をするべきです。福士は男子の川内選手のように、毎月のようにマラソンを走っていない。五輪の選考レースというのは心身とも疲労が激しい。ここで無理をすれば、代表に選ばれても五輪本番までの調整にも影響します」

■文句なしの一発勝負

 米国は不公平がないように、五輪の代表選びは一発勝負だ。日本は、前年の世界陸上以外に国内3レースが選考対象になっている。大会スポンサーや中継するテレビ局への配慮、陸連に入る放映権料などの問題もあり、選考レースを一本にできないからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか