清宮だけじゃない 逸材ゴロゴロの早実に厳格「学力基準」
早実の清宮幸太郎(2年)がまた打った。14日、西東京大会3回戦の秋留台戦に「3番・一塁」で出場。初回の第2打席で2試合連発となる高校通算52号を放った。3安打3打点。単打が出ればサイクル安打の活躍で24-0の五回コールド勝ちに貢献し、「相手も全力で戦っている。手を抜くのは恥。持てる力を出した」と汗を拭った。
「4番・三塁」で出場した野村大樹(1年)は、清宮以上の逸材ともいわれる。三回にこちらも連発で高校通算6号。2戦連続の「KNアベック弾」である。
兵庫出身。同志社中(京都)時代は大阪・福島リトルシニアに所属し、U―15日本代表にも選ばれた。
投げては昨夏の甲子園で4強入りに貢献した服部雅生(2年)が先発。3回を無安打無失点に抑えた。和泉監督は「安心? どうだろうね。まあ投げられた。うちで経験がある投手は彼しかいない。服部の復活なくして甲子園は見えてきませんから」と言ったが、今大会は肩痛の影響で背番号10。この右腕を押しのけて初戦に先発したのは、沖縄・那覇出身の赤嶺大哉(1年)。他にも野村同様、全国の舞台を経験した1年生左腕がベンチ入りするなど、日本中から集まった逸材がゴロゴロいる。