侍Jの精神的支柱 青木宣親ホントの成果と突貫工事の不安
「決勝トーナメントは米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコのどこが出てきても打線は強力です。2次ラウンドまでの6試合で1試合平均3・7失点の日本投手陣の状態を考えれば、3失点以内に抑える確率は低い。つまり、点取り合戦という展開になると予想されます。青木の復調を待つという手もあるでしょうが、打順の変更も含めて調子優先で選手起用することも考える必要があると思います。青木に代わる広島の鈴木も打率・214と苦労しているので、小久保監督も頭が痛いでしょうが……」(評論家の橋本清氏)
09年大会ではイチローが苦しんだ。当時の原監督はそれでもかたくなに起用し続け、決勝の韓国戦で6打数4安打。延長十回に勝ち越しの2点適時打を放ったものの、そんな劇的な復調劇が二度あるとは限らない。