侍Jの精神的支柱 青木宣親ホントの成果と突貫工事の不安
グラウンド外では役割を果たしているという。
日本代表唯一のメジャーリーガーにして、最年長の青木宣親(35=アストロズ)は、自ら進んで若手とコミュニケーションをとり、打撃や相手投手に関しても積極的にアドバイスを送っている。
「日本で自主トレを行っていた1月中から、代表の仲間になる山田(ヤクルト)、坂本(巨人)らを食事に誘い、電話番号を知っている選手には全て連絡を取って意見交換をしていたといいますからね。日本代表に合流する前からチームリーダーとしての仕事をこなしていたわけです。小久保監督ら首脳陣も絶大な信頼を置き、完全に精神的支柱になっていますよ」(日本代表関係者)
が、肝心のバットは湿っている。1次、2次ラウンドの出場5試合で、20打数4安打の打率・200。中軸の3番で起用する小久保監督の期待に応えられていない。1次ラウンドの最中には、異例の180球の打ち込みを敢行。15日のイスラエル戦後もひとりブルペンでティー打撃を行っていた。突貫工事さながらである。
■小久保監督はそれでも青木を使うのか