大迫傑だけじゃない 今年の福岡国際は有名選手がゾロゾロ
3日に行われた東日本実業団対抗駅伝はホンダが2年ぶりに優勝。13位までが来年元日の全日本大会(ニューイヤー駅伝)の出場権を獲得した。
例年は元日のこの駅伝に備えて、回避する選手がいる12月の福岡国際マラソンはいまひとつ盛り上がりに欠ける大会だが、今年(3日号砲)は昨年3位の川内優輝(30)をはじめ、有名選手が多数出場。日本記録(2時間6分16秒)の更新は無理でも、おもしろいレースになりそうだ。
一番の注目は、トラックからマラソンに転向した大迫傑(26)だ。今年4月、初マラソンのボストンでいきなり3位に入り、日本人では瀬古利彦(現・陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)以来となる表彰台に立った。
他には、青学時代に箱根駅伝で「山の神」と呼ばれた神野大地(24)。やはり東洋大時代に箱根で活躍し、この日の実業団駅伝を走った設楽啓太(25)。リオ五輪16位の佐々木悟(32)、1万メートルのスペシャリスト佐藤悠基(30)、ケニア出身で今年のロンドン3位のビダン・カロキ(27)、大会連覇を狙うイエマネ・ツェガエ(32・エチオピア)たちだ。東京五輪代表につながるレースだけに、経験不足の若手も必死で走る。
ちなみに、昨年の優勝タイムはツェガエの2時間8分48秒。8分台後半なら日本選手でも抜けない記録ではないのだが……。