清宮サク越え14本も…打撃コーチが“あえて無視”する課題
高卒ルーキー、清宮幸太郎(18=早実)が21日、二軍が拠点にしている国頭の球場で今キャンプ初のフリー打撃を行った。
左翼から右翼に強い風が吹いていたこともあってか、主に右方向に痛烈なライナー性の打球を飛ばし、サク越えは57スイング中14本。そのうち5本は場外弾で、右中間への一発は隣接する駐車場に飛び込んだ。
清宮は自主トレ中に右手親指を負傷し、本格的な打撃練習にはストップがかかっていた。前日までは室内練習場でのトス打撃止まり。屋外でのフリー打撃は高校での自主トレ以来だそうだから、本人も多少、留飲を下げたに違いない。
「久しぶりにしてはすごくよかった。まだボールが来る感じ(がつかめない)というか、打ち損じがある。体と目が慣れて、徐々に戻せればいい」とは練習後の清宮だ。
城石打撃コーチは「タイミングが合ったときは自分のスイングで打てている。まだバラつきはあるよ」と話し、日刊ゲンダイの「逆に気になった点は?」という質問にはこう言った。
「課題? そこはまだ見ないようにしている。あえて無視している。今は長所を伸ばす時期? まあ、そうですね」