ついにフリー打撃へ 日ハム清宮は“新人の中田翔”より上か

公開日: 更新日:

 どちらも高校生としては規格外に違いない。

 歴代最多の高校通算111本塁打という実績を引っさげ、鳴り物入りで入団した日本ハム清宮幸太郎(18=早実)が、21日にフリー打撃を行う。

 同じ日本ハムには、いまから10年前も「怪物」と呼ばれる高校生がいた。大阪桐蔭時代、通算87本塁打で当時の記録を塗り替え、同様にドラフト1位で入団した中田翔(28)だ。

 清宮は1年目の中田と比べて上か下か。

 ある球団OBは「打撃は清宮の方が断然、優れている」と、こう話す。

「まだトスバッティング程度だが、スイングを見る限り、すでに一流レベル。一見、力を入れずに軽く振っているように見えるが、打球音はえげつない。(他の日本ハムの選手と比べても)音からして違います。手首を含めて体が非常に柔らかいので、最低限の動作でバットにパワーを伝えられる。トップの位置から流れるような動作でケタ違いのスイングスピードを出せるのはそのためです。そこへいくと中田はパワーこそずぬけていたが、技術面では未熟も未熟だった。清宮とは正反対に力んでしまい、『ボールを強打するぞ!』と言わんばかりに予備動作が大きくなり、右脇が大きくあいていた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…