ついにフリー打撃へ 日ハム清宮は“新人の中田翔”より上か
どちらも高校生としては規格外に違いない。
歴代最多の高校通算111本塁打という実績を引っさげ、鳴り物入りで入団した日本ハムの清宮幸太郎(18=早実)が、21日にフリー打撃を行う。
同じ日本ハムには、いまから10年前も「怪物」と呼ばれる高校生がいた。大阪桐蔭時代、通算87本塁打で当時の記録を塗り替え、同様にドラフト1位で入団した中田翔(28)だ。
清宮は1年目の中田と比べて上か下か。
ある球団OBは「打撃は清宮の方が断然、優れている」と、こう話す。
「まだトスバッティング程度だが、スイングを見る限り、すでに一流レベル。一見、力を入れずに軽く振っているように見えるが、打球音はえげつない。(他の日本ハムの選手と比べても)音からして違います。手首を含めて体が非常に柔らかいので、最低限の動作でバットにパワーを伝えられる。トップの位置から流れるような動作でケタ違いのスイングスピードを出せるのはそのためです。そこへいくと中田はパワーこそずぬけていたが、技術面では未熟も未熟だった。清宮とは正反対に力んでしまい、『ボールを強打するぞ!』と言わんばかりに予備動作が大きくなり、右脇が大きくあいていた」