遠のいた“レアル入り”の夢 ネイマールが骨折で失ったモノ
フランスの強豪パリSGとスペインの名門レアル・マドリードが対戦した欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第2レグの注目度は、ひとりのストライカーのケガによってガタッと下落した。
パリSGのエースFWといえばブラジル代表のネイマール。その希代のストライカーが、2月25日の国内リーグ(マルセイユ戦)で相手選手と交錯。涙を流しながらのたうち回って病院送り。3日後に手術を受けて「右足首の捻挫と右足第5中足骨の骨折」と診断された。戦列復帰は、5月中旬ともっぱらだ。
「ネイマールは2018年に3つのビッグタイトルを狙っていた。CLとロシアW杯の優勝、そして世界最優秀選手賞の受賞です。結局、CLはレアルとの第2レグを1―2で落とし、2試合合計2―5で敗退確定。W杯には何とか間に合うだろうが、万全のコンディションで臨めるのか、未知数というしかない。無冠に終わると世界最優秀選手賞も難しい。彼は、骨折によって多くのモノを失うことになるだろう」(マスコミ関係者)
さらにもうひとつ。ネイマールには野望があった。もともとスペインでのプレーを望み、この日の相手レアルでプレーするのが夢だった! と公言しているのである。