来日早々スタジアムへ ハリル異例の3日連続J視察の理由
異例の3連発だった。
昨年暮れにフランス・リールの自宅に戻った日本代表のハリルホジッチ監督は、就任以来初めて2カ月以上もの長期休暇を消化し、今月2日に来日した。
すると指揮官は旅装を解く間もなく、その足で等々力に向かって川崎―湘南戦を視察。3日は茨城・鹿嶋市に足を延ばして鹿島―G大阪戦、4日には浦和―広島戦(埼スタ)と立て続けに視察した。これまでには見られなかった「積極果敢なスタジアム行脚」である。
それもこれも「代表守備陣を統率するCBのレギュラーである吉田麻也(英プレミア・サウサンプトン)がケガで戦線離脱中。最悪の事態を想定してJリーグでプレーする代表級CBの調子を確認したかった」(マスコミ関係者)からだ。
「川崎DF谷口は昨季チーム唯一のフル出場。昨季7ゴールとセットプレーからの得点力の高さが魅力。鹿島DF昌子と植田は一緒にプレーしている分、いざとなったら2人セットで使えばコンビネーション的には問題ない。G大阪DF三浦は正確なロングフィードが持ち味です。浦和DF槙野は、そもそもハリルのお気に入り。対人の強さにスピード、ムードメーカーとしても高く評価している」(前出の記者)