鬼門突破で大関狙う栃ノ心 三保ケ関親方が語る好調理由

公開日: 更新日:

「(初日より)今日の方が内容は良かったよ」

 支度部屋で得意げにこう話したのが、2連勝の栃ノ心(30)だ。

 14日の2日目は気鋭の阿炎と対戦。立ち合いからもろ手突き、ノド輪で攻められ、突っ張りの応酬になるも、最後は左まわしを引いて、一気に寄り切った。

 突っ張りは阿炎の代名詞。それをしのいで自分の型に持ち込んだとあれば、冒頭の言葉もうなずける。

「どこかで絶対につかまえようと思っていた。引かれないように、引かれても落ちないように意識していた。今は下半身がしっかりしている」とは本人の弁だ。

 今場所は大関とりがかかっている。初場所は14勝1敗で初優勝を果たすと、先場所は10勝5敗。大関の昇進基準は「3場所で33勝以上」なので、今場所のノルマは9勝。とはいえ、さすがに尻下がりでは印象が悪く、9勝止まりなら昇進見送りの可能性もゼロじゃない。大関の地位を確実にするためにも、勝ち星は2ケタに乗せたいはずだ。

■稽古も自身のペースで

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…