ジョセフHCの教え子断言 7人制ラグビーは酷暑が日本に味方
2020年東京五輪で、日本の酷暑が有利に働くとみられているのが、7人制ラグビーだ。15人制と同じ大きさのグラウンドを使用しながら、人数が少ない分、選手個々の運動量が勝敗を左右する。体格や技術はともかく、スタミナには定評がある日本向きの競技とされているのだ。
同種目は7月27日~8月1日にかけて実施されるが、20日に都内で行われたトップリーグ18―19シーズン開幕会見に臨んだ海外出身のヘッドコーチ(HC)、選手たちはみな、「日本の暑さは異常。東京五輪は、もっと涼しい時期に開催をずらすべきだった」と口を揃えていた。
来日3年目で豊田自動織機の共同主将を務めるFLスコット・フグリストーラー(31、ニュージーランド=NZ)に聞くと、「3年でようやく(日本の夏の暑さに)慣れた」と言った。スーパーラグビー・ハイランダーズなどでジェイミー・ジョセフ現日本代表HCの教え子でもあるフグリストーラーが続ける。
「7月下旬にチームに合流した1年目は、練習中に何度も嘔吐したよ。特に湿気がダメだった。(季節が真冬で)気温10度以下の豪州やNZから酷暑の東京に来る7人制代表チームは苦戦すると思う。日本には完全にアドバンテージになるだろうね」