スカウト絶賛の大船渡・佐々木朗希“メジャー強奪”に現実味
■国保監督がキーマンに
さて、当の佐々木は進路について現時点では「プロ一本」と明言。日本のプロ野球が第1志望であることを明かした一方で、メジャーについては「思いは今はないですけど、これからそのときそのときで考えていきたい」と話した。
「それでも入学当初に比べると、目標はかなり前進しています」と、地元マスコミ関係者がこう続ける。
「佐々木は大阪桐蔭や花巻東といった強豪校の誘いを蹴って、地元の大船渡に進学した。大船渡一中時代から141キロをマークするなど注目された選手でしたが、中学時代の野球仲間と一緒に大船渡で野球をやることを選んだ。プロは夢のまた夢で、当初の目標はスポーツ関係のトレーナーになることでした。それが高校1年の時にひと冬を越して身長が5センチ伸び、体重も10キロ増えた。体が大きくなるにつれて、球速もグングン伸びた。菊池雄星、大谷翔平という逸材を輩出した岩手出身ということもあって周囲の注目が増すのと比例して、本人の目標も大きくなっていった。プロを目標にしたのは2年になる直前。それ以降、最速157キロをマークするまでに成長し、メジャーも意識するようになったそうです」