今季最悪6連敗…巨人先発に“原のムチ”で菅野も玉砕の危機
5連敗中の巨人は6日、9連戦初戦の中日戦に野上亮磨(32)を先発させた。
右ひじ周囲の筋肉の張りで戦列を離れている山口の代役として白羽の矢が立ったが、二回に福田に先制ソロを浴びると、四回にまたも福田に適時二塁打を浴び2失点。昨年5月以来、約1年2カ月ぶりの先発で4回4安打2失点と精彩を欠き、2敗目を喫した(1勝)。
四回の2失点目は坂本勇の失策絡みで自責は1。原監督は野上を責めなかったが、今季は開幕二軍。一軍では中継ぎ要員だった。12試合で14イニングを投げ、1勝1敗、防御率3.86。結局、役割を全うできず、二軍に舞い戻っていた。そんな野上がこの日の先発マウンドに立っていること自体、チーム防御率3.81(リーグ4位)という苦しい台所事情が表れている。
この9連戦中、先発陣に「原のムチ」が入る。エース菅野が中5日で2度投げる見込みとなっているのだ。12日からの最後の3連戦は、猛追を食らっている重要な広島戦。菅野は中5日で8日の中日戦に登板した後、再び中5日で14日の広島戦に向かうというプランである。が、菅野は5月に離脱した腰痛が完治しておらず、だましだまし投げている状態だという。