世界37カ国に中継 韓国ゴルフが見せつけた選手層の分厚さ
コロナ克服、大韓民国ファイティング! と銘打った「第42回KLPGA選手権大会」が17日、無事に閉幕した。優勝は新人のパク・ヒョンギョン(20)。イ・ボミ(31)は3日目を終えて通算5オーバーの97位タイで最終ラウンドには進めなかった。ペ・ソンウ(26)は、イム・ヒジョン(19)と並び16アンダーの2位タイだった。
今回はコロナ対策に万全の態勢を敷いた。選手はプレー以外にはマスク着用が義務。米ツアーから参加のキム・ヒョージュ(24)らはプレー中もマスクをしていた。キャディーは常時マスクとゴム製の手袋を着用。取材記者はプレスルームに入る時に検温と手の消毒が義務付けられた。1番と10番の取材でコースに入るたび、検温と連絡先を記入した。そのスタートホールでは、協会職員が選手に間食用のバナナと手袋を2枚配布していた。
普段はパッティンググリーンの横で選手と談笑したり、写真撮影をしている記者やカメラマンは接近できず、警備員に制止された。キム・ヘリム(30)のキャディーは日本人で、4月に早々と入国、2週間の隔離生活を経て今回の試合に臨んだことから、地元マスコミで「根性があるサムライ・キャディー」と話題になった。