前澤友作氏の発案しかり、奇抜なアイデアが人気低迷の国内男子ツアーを救うカギになる
開幕が約1カ月後に迫った国内男子ツアーに前代未聞の大会がお目見えする。4月24日に初日を迎える「前澤杯 MAEZAWA CUP」(千葉=MZ・GC)だ。主催は前澤友作氏(49=むつざわゴルフパーク株式会社)。
昨年で6年契約が終了した米男子ツアー「ZOZO選手権」の国内初開催を実現させた衣料品ネット販売「ZOZO」創業者で、現株式会社カブ&ピース代表取締役。ポケットマネーで100億円を投じ、民間人初の国際宇宙ステーション滞在を実現させた人物である。
今回も意表を突いた。世界でも初となるプロアマ大会を10日間ぶっ続けで開催し、その資金を賞金や大会運営費に充当するというやり方だ。具体的には、アマチュア1組に対し100万円で参加権を販売。これを毎日50組とし、10日間で500組、計5億円の売り上げを目指す。各組には華やかなラウンドガールがつく。計算通りにいけば、本大会の優勝賞金は国内ツアー最高額の8000万円になるという。プロアマの参加者は一緒に回りたいプロをオークション入札方式で決めるというから、まさに競り売りだ。人気選手なら10日間ぶっ通しでプロアマを回り、直後に予選落ちのない本戦4ラウンドが待っている。