野球「金」甲斐拓也<1>レジェンド城島氏の金言「ビッグシチュエーションこそデータを頼れ」と教わりました

公開日: 更新日:

 何度も出場している日本シリーズでさえ、「五輪の重圧とは比べものにならない」と吐露する。

■五輪を経験して見えるもの

 そんな甲斐にとって金言となったのが、同じソフトバンク王貞治球団会長付特別アドバイザーを務める城島健司氏の言葉だ。城島氏は04年アテネ五輪で正捕手兼4番打者を務め、日本の銅メダル獲得に貢献。当時、日本を代表する捕手の城島氏でも大会中は「プレッシャーで毎日吐きそう」「本当は4番なんて打ちたくないよ」と、話していたという。

「代表合宿に参加する前、城島さんがペイペイドームに来てくれて『時間あるか? 少し話そうか』と。そこで城島さんの経験などをお聞きしたんです。印象的だったのは、『オリンピックの代表は本当に苦しいし、背負っているものも大きい。でも、今のオレが言えるのは、オリンピックは自分の人生に大きく影響する。終わってみたら、拓也も絶対にそう思えるようになるから』という言葉です」

■故障明けの千賀にかけた言葉

 困難そのものをどうこう語るより、困難を切り開いたその先に見えたものを伝えることで、甲斐の背中を押したのだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  4. 4

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"

  5. 5

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  1. 6

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  2. 7

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  5. 10

    永野芽郁&田中圭の不倫スキャンダルをスルーするテレビ局の身勝手…ジャニーズの時の反省は?