エンゼルス大谷翔平「最大10冠」の“お値段”は? すでに6冠も賞金では報われず
エンゼルス・大谷翔平(27)が受賞ラッシュだ。
大谷は日本時間10月27日、投打の二刀流による活躍が評価され、「コミッショナー特別表彰」を授与された。同29日には大リーグ選手会選定の選手間投票による年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」「ア・リーグMVP」をダブル受賞した。他にも「ベースボール・アメリカ」など米スポーツ誌3誌からMVPに選出されており、今季ここまで6冠を達成。今後は全米野球記者協会(BBWAA)会員選出のMVPの他、打者のベストナインを決めるシルバー・スラッガー賞など、サイ・ヤング賞も含めれば、このオフの大谷は最大で10冠を手にする可能性がある。
すでに帰国した大谷は、日本で吉報が届くのを待つが、あらゆる賞を総なめにしても、それでもフトコロが潤うわけではない。メジャーでは各賞(雑誌も含む)の受賞者に賞金が授与されないからだ。唯一、選手会選定の表彰には賞金が設けられており、年間最優秀選手は5万ドル(約570万円)、リーグMVPは約230万円。もっとも、選手会の取り決めで受賞した各選手は任意の団体に賞金を寄付することになっており、大谷は少年野球の発展を願ってリトルリーグの団体に贈ったといわれている。