競泳・瀬戸大也がコロナ感染で北島康介杯欠場 24年パリ五輪は優佳夫人と立場逆転の可能性
競泳男子の瀬戸大也(27)が新型コロナウイルスに感染したため、21日開幕の北島康介杯(東京辰巳国際水泳場)を欠場することになった。
2020年の不倫騒動から復帰し、昨夏の東京五輪では金メダル取りを公言しながら、400メートル個人メドレーは予選敗退、200メートル個人メドレーは4位に終わり、表彰台にすら届かなかった。昨年10月には「環境を変えたい」と、米国に練習拠点を移し、積極的に賞金レースに出場するなど、24年パリ五輪に向けて再スタートを切っていた。
ここにきて、不倫発覚後も亭主を見捨てず、支え続けてきた飛び込み元日本代表で、09年東アジア大会銅メダルの優佳夫人(26)が現役復帰に向けてトレーニングを再開。現役時代にかなわなかった五輪などの大舞台に立つ夢を実現させるため、2人の子供を両親に預けて栃木県内の施設で合宿を張るなど、本格的な練習に励んでいるという。
飛び込みはベテランが活躍するケースも
飛び込みは先の東京五輪で、20歳前後の選手の活躍が目立った。女子高飛び込みでは14歳の全紅嬋(中国)が金メダルを獲得して話題を呼んだが、ベテラン選手が活躍するケースもある競技だ。同じく東京五輪では若手に負けじと女子シンクロ板飛び込みで30歳の王涵、29歳の施廷懋の中国ペアが頂点に立った。
出産経験のある選手が世界のトップレベルで活躍するのも珍しくはない。00年シドニー五輪高飛び込み金メダリストのローラ・ウィルキンソン(44=米国)は08年北京五輪を最後に引退してから4人の子供を持った。東京五輪出場を目指して17年に復帰し、国内大会で2位に入るも、代表選考会では10位に終わり、五輪出場はならなかったが、往年の飛び込みを披露した。
2人の子を出産した優佳夫人は、まだ26歳。今後の調整次第では夫を尻目にパリ五輪出場も決して不可能ではない。