日本ハム清宮の今季8本塁打は全部ソロ…プロ5年目で極端に勝負弱くなったナゾ解き
3日のオリックス戦で今季8本塁打目を放ち、自己ベストを更新したのが日本ハムの清宮幸太郎(23)だ。
ルーキーイヤーの2018年、19年、20年と3年連続7本止まりで、昨季は丸々二軍だった。
とはいえ、今季の8本はすべてソロ。走者がいなければ打率.306で、走者がいたら同.152。昨季までの通算21本のうち11本が2ランと3ランだったから、今季、異様に勝負弱くなったことがわかる。
「ランナーがいると結果を求めて焦りが出てしまうのだと思う」と、球団OBはこう話す。
「プロ5年目の清宮は即戦力として見られる大卒1年目と同じ年齢です。それに、これまでは調子が悪くなるとすぐ二軍落ちしていたけど、今季は違う。開幕からずっと一軍で使われているだけに、今年結果が出なければ見切りをつけられるという危機感が重圧になっているのでしょう。緊迫する場面では萎縮して打席に立っているようにも見えます」
別の角度から考察するのは日本ハム(06~08年)、中日(12、13年)でコーチ経験のある平野謙氏だ。「今季だけ全部ソロはたまたまかもしれませんが……」と前置きしてこう続ける。