松山英樹「LIVに興味はある」と発言…カネで魂売ればイメージダウンは必至
■米国人は「収入」が評価の物差し
サウジは国家権力が国王に集中する絶対君主制で、世界最大の石油輸出国だ。
潤沢なオイルマネーを背景に、新ツアーに有名選手をカキ集め、自国のイメージをアップさせることが「スポーツウオッシングだ」という声もある。
そんなことはLIVへ移籍した選手も知っており、ミケルソンも、サウジは「怖い」と語っている。
「わかりやすい話です」と言うのはスポーツライターの津田俊樹氏(国士舘大学非常勤講師)だ。
「とくに米国人は、評価の物差しが収入といわれている。破格の移籍金を約束されたら、人権軽視のサウジがバックにいても移籍を決断するのは理解できる。カネは倫理に勝るということです。わかりやすい移籍理由は、これまで応援してきた多くのファンを裏切ることにならないか。LIV移籍は今後、4大メジャーへの出場が閉ざされる可能性もあると聞く。すべてのメジャーに勝つことが目標の松山選手が、100億円積まれて移籍したら、ファンは『カネのために夢を捨て、魂を売るのか』と落胆するでしょう。ファンや国民に影響力のある者は、国際情勢や世界の動きに敏感であるべきです」
松山よ、おまえもか……と、ならぬことを祈るファンは多いはずだ。