20歳のルーキー岩井千怜が笑顔の初Vも…国内女子ツアーが抱える“ベテラン不在”の深刻度

公開日: 更新日:

【NEC軽井沢72ゴルフトーナメント】最終日

「(最終日は)緊張より楽しんでいるほうが大きかった」

 昨年のプロテストに合格したばかりのルーキー岩井千怜(20)が、今季ツアー13戦目で初優勝を挙げた。

 ラウンド中は笑顔を見せ、「周りがバーディーを取っても、自分のペースでやろうと思っていたから焦りはなかった」「(10番バーディーで)よっしゃ、きた。ここから本番だとやる気に満ちた」と表情に緊張が見られず、伸び伸びとプレーしていた。

「2位に2打差をつけて単独首位に立っていた16番パー5で岩井はためらいもなく2オンを狙った。初優勝を狙う新人なら、だいたい安全に2打目を刻み、3打目勝負に出るところですが、一打に対する不安や恐怖がまったくなかった。それだけ岩井にプレッシャーをかけるプロがいなかったといえます」(ゴルフ評論家・宮崎紘一氏)

 会見で記者から「ギャラリーを楽しませ、ワクワクさせるゴルフとは何か?」と聞かれると、「どうやって打つんだろうという場面でも、怖がらずにピンを狙っていくプレースタイル」と答えた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇