これが女子プロ“バブル”の現実 2年目の西郷真央はすでに大卒女性「生涯賃金2.6億円」超え
先週のNEC軽井沢72女子ゴルフは、ツアールーキーの岩井千怜(20)が優勝。賞金1440万円をゲットした。今季の通算獲得賞金は3003万1666円となり、賞金ランキングは24位に浮上した。
今季の国内女子ゴルフは38試合中、23試合が終了。ここまでの賞金ランクを見ると、1位・山下美夢有(18試合=約1億1227万円)と2位・西郷真央(11試合=約1億24万円)の2人が1億円を突破(海外試合の賞金除く)しているが、10位の高橋彩華でも約5480万円(21試合)も稼いでいる。
近年の女子プロ界は若い選手が次々に出てきて大活躍だ。現在の賞金ランクトップ10はすべて20代。最年長は約6271万円で8位・青木瀬令奈の29歳。最年少は西郷の20歳。ベスト10の平均年齢は23.9歳だ。つまり、大卒2年目の年齢で、しかもシーズン途中にこれだけの賞金を稼いでいるのだ。
■たった2シーズンで生涯賃金以上!
厚労省による令和元年賃金構造基本統計調査の概況によれば、大企業に就職した大卒女性の初任給は20万9700円。ニッセイ基礎研究所の資料では、女性が大学卒業後、同一企業で働き続けた場合の生涯賃金は2億3660万円。退職金(2156万円)を合わせると生涯所得は2億5816万円になるそうだ。