ソフトバンク近藤健介の“ハッスル離脱”を球団危惧…怖いのはキャンプよりWBC合宿
「(ホークスでは)ルーキーなんで、まず慣れること。自分のペースでやりたいけど、オーバーペースだとケガにつながるので」
1月31日、こう話したのがソフトバンクの新戦力、近藤健介(29)だ。
オフに日本ハムから7年総額50億円超でFA移籍。ケガに気を付けるのは本人も重々承知だが、それでも球団内では「故障しやしないか」と危惧する声が少なくないという。
近藤は日ハム時代の昨年5月、左脇腹の肉離れで戦線離脱。肉離れは癖になりやすいとも言われるが……。
ソフトバンクOBは「球団のキャンプにいる間は大丈夫でしょう」とこう続ける。
「問題は17日から始まるWBCの合宿です。日本代表の外野は鈴木(カブス)、吉田(レッドソックス)、ヌードバー(カージナルス)の3人がレギュラーで、近藤は控えが濃厚。しかし、その3人は合宿にも参加できない可能性がある。となれば3月6日以前の壮行試合まで、近藤は外野で出ずっぱりになるかもしれない。ただでさえ、近藤は勝利に飢えている。昨季は新庄監督の『優勝は目指さない』という発言に対し、『僕は勝ちたい』と宣言したほど。WBC日本代表は優勝しか目指していないチーム。近藤も目の色を変えるだろうし、日ハム指揮官時代に近藤を重宝した侍ジャパンの栗山監督も、手綱を緩める気はないでしょうから」