WBCでメジャー志向選手はもちろんチェックするが…来日スカウトには「もう一つの目的」

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 WBCが始まった。わたしはアシスタントGMと8日に来日、9日の韓国対オーストラリア戦から東京ドームで選手をチェックしている。

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 日本人選手に関していえば、やがてメジャー挑戦する佐々木朗希、村上宗隆(23)らの継続調査はもちろんだが、重点的にチェックするのは今オフにポスティングで海を渡るであろう山本由伸、今永昇太、松井裕樹の3人になる。

 前回のコラムで指摘したように「マウンドプレゼンテーション」といわれるマウンド上のしぐさや表情から読み取れる性格に加えて、投手なら「コマンド」(狙ったところに投げられる制球力)などをチェックする。

 WBCで使用するメジャー公認球に対応できるかどうかも重要だ。以前と比べて表面がしっとりとしてきたようだが、まだボールによってバラツキがある。日本の情報提供者によれば、松井は実戦に入ってボールの扱いに苦労しているとか。表面がカサカサしてすべりやすいと、どうしても強く握ることになり、肘に負担がかかる。それだけにメジャー球への対応は、しっかりと見極める必要がある。

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