WBC準決勝で朗希3失点、由伸2失点でもメジャースカウト大満足 侍J“2枚看板”生観戦で品定め
ヤマモトの「完成度」はマー君超えの評価
山本は今オフにもポスティングによるメジャー挑戦が確実視されている。メジャーの評価は「将来性のササキ、完成度のヤマモト」とされ、2014年にポスティングでヤンキース入りした田中将大(現楽天)の契約を超えるともっぱらだ。田中は7年総額1億5500万㌦(当時のレートで161億円)と日本人過去最高額で海を渡ったが、「ヤマモトは最大7年から8年契約で総額200億円に達するのではないか」(同)と予想されている。
山本はこの日、0-3の五回から登板。3回を無失点に抑えたものの、日本が同点に追いついた直後、4イニング目の八回につかまった。1死後、3連打を浴びて勝ち越し点を許して降板。3回3分の1を投げて、3安打2失点で4奪三振だった。
「この日の内容で評価が変わるということはないが、ササキとヤマモトの投げる姿を実際に見れ、生のデータを得られたのは我々にとっては大きい」とは、前出のスカウトだ。
日本時間22日に米国との決勝戦に臨む日本代表には、佐々木と山本以外にもメジャー予備軍がゾロゾロいる。決勝戦の舞台も侍戦士の大品評会になりそうだ。