世界を目指す19歳がツアー初V! 櫻井心那(ここな)のキラキラ輝く将来性
【資生堂 レディス】最終日
また10代だ。
櫻井心那(19)が17、18番の連続バーディーで通算10アンダーの桑木志帆(20)に並び、プレーオフ2ホール目のバーディーでツアー初優勝を遂げた。
長崎日大高3年時の2021年に九州女子選手権と高校選手権を制し、11月のプロテストに一発合格。昨年はステップ・アップ・ツアーの年間最多記録となる5勝を挙げ、今年1月には台湾女子ツアーの開幕戦にも勝った。
166センチ、62キロから放つドライバーの飛距離が武器。前週までのドライビングディスタンス254.42ヤードはランク5位だ。
櫻井は「将来は米国へ行って世界ランクなどを意識してキラキラした世界で戦うことが目標です」と語ったが、今回の優勝をきっかけに大きく成長できるか。
これまで10代で国内ツアーに優勝した者は15人。日米両ツアーで実績をあげた選手といえば、世界ランク1位にもなった宮里藍を筆頭に、米国6勝の畑岡奈紗、19歳で21年全米女子オープンを制した笹生優花、米国1勝の古江彩佳などがいる。稲見萌寧の東京五輪銀メダルも価値がある。史上最年少(15歳293日)優勝の記録を持つ勝みなみは日本女子オープンを連覇して、今年海を渡った。