米PGAツアーが12年前のシーズン構成に逆戻り…批判浴びるモナハン氏の目論見通りなるか

公開日: 更新日:

 そこで他の人気スポーツとバッティングしないように13年から年をまたぐ日程となり、秋にツアーが始まり、プレーオフまでのシーズンに変更した経緯がある。これが、12年ぶりに昔のシーズン構成に戻ることになる。

 しかし、かつて不人気だったフォールシーズンと異なり、新たなフェデックスカップ・フォールではシグネチャーイベント(格上げ大会)も組み込むことでファンの関心を引きつける意向だ。

 年8回の格上げ大会は予選カットのない試合が大半で、70~80選手が出場し、優勝すれば5億円前後の高額賞金とフェデックスカップの高得点が用意される。

 ちなみに今年のフェデックスカップ50位までの選手は自動的に格上げ大会に出場できる。したがって有資格プロは高ポイント大会の優先出場が予想されるため、華やかな大会とそうでない大会の二極化が心配される。要するにトッププロは、格上げ大会8試合、メジャー4試合、プレーヤーズ選手権とプレーオフ3試合を加えた16試合を中心にツアー転戦を組むことになる。


「私たちは、PGAツアーの再構成されたスケジュールによりファンにゴルフの楽しさを提供できることにエキサイトしてる」とジェイ・モナハンコミッショナーは胸を張る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…