米PGAツアーが12年前のシーズン構成に逆戻り…批判浴びるモナハン氏の目論見通りなるか
そこで他の人気スポーツとバッティングしないように13年から年をまたぐ日程となり、秋にツアーが始まり、プレーオフまでのシーズンに変更した経緯がある。これが、12年ぶりに昔のシーズン構成に戻ることになる。
しかし、かつて不人気だったフォールシーズンと異なり、新たなフェデックスカップ・フォールではシグネチャーイベント(格上げ大会)も組み込むことでファンの関心を引きつける意向だ。
年8回の格上げ大会は予選カットのない試合が大半で、70~80選手が出場し、優勝すれば5億円前後の高額賞金とフェデックスカップの高得点が用意される。
ちなみに今年のフェデックスカップ50位までの選手は自動的に格上げ大会に出場できる。したがって有資格プロは高ポイント大会の優先出場が予想されるため、華やかな大会とそうでない大会の二極化が心配される。要するにトッププロは、格上げ大会8試合、メジャー4試合、プレーヤーズ選手権とプレーオフ3試合を加えた16試合を中心にツアー転戦を組むことになる。
「私たちは、PGAツアーの再構成されたスケジュールによりファンにゴルフの楽しさを提供できることにエキサイトしてる」とジェイ・モナハンコミッショナーは胸を張る。